■鄭大世加入の町田ゼルビアは台風の目に
FC町田ゼルビアも、点が取れる選手を獲った。J1、J2で通算100得点の鄭大世だ。甲府で昨年10得点のブラジル人ドゥドゥ、同6得点の太田修介もメンバー入りしており、攻撃の陣容が一気に厚くなっている。
J1昇格争いに本格的に加わっていくには、昨年52失点の守備の改善が前提だ。そのためにはGKの活躍で勝点を得る試合を作りたいが、現状でGKが2人しか登録されていないのは気がかりだ。
いずれにせよ、19位に終わった昨年とは本気度が違う。就任2年目のランコ・ポポヴィッチ監督のもとで、台風の目になるのではないだろうか。
その他のチームでは、昨年11位のアルビレックス新潟にも可能性を感じる。また、昨年はJ2クラブワーストの15位に沈んだ大宮アルディージャが、巻き返しをはかってくる。昨年20位ながら終盤は結果を残したザスパクサツ群馬も、中位から上位への浮上を視野に入れているはずだ。
19年の柏のような大本命が不在のなかで、はっきりしていることがある。
どのチームが昇格しても驚きはない、ということだ。