■3月21日/J1第6節 FC東京―ベガルタ仙台(味の素)
「ゴールドは、青赤を美しく引き立てる。東京が、ベガルタ仙台を倒す。」
春の雨がピッチに落ちる試合前のオーロラビジョンに、挑発的な文言が並んだ。これはFC東京が最近進めている“あおり広告”なのだが、肝心の挑発相手であるベガサポがいない味の素スタジアムでは、やたらとトゲトゲしく見えた。
1点を先制されながらも、青赤のユニフォームが決めたスーペルゴラッソ2発で試合をひっくり返す――2時間後には、まさしく“あおり文句”通りの展開となってしまい、仙台は4連敗。杜の都に春が来るのは、もう少しだけ先のようだ。