G大阪、今季を占う初戦(2)同点後に“分断”したチームの画像
表彰台で悔しそうな表情を見せるガンバ大阪の選手 撮影:中地拓也
■【画像】川崎フロンターレに惜敗したガンバ大阪の写真全24枚■
※その1はこちら

■2月20日/FUJI XEROX SUPER CUP 2021 川崎フロンターレガンバ大阪(埼玉)

 G大阪はこの試合で、4-3-3のシステムを披露した。昨季は序盤こそ3バックと4バックを併用したが、終盤は4-4-2で固定。粘り強い戦いで僅差をものにしてリーグ2位という好結果を得た。

 4-3-3を導入したのは、リーグ2位のチームとしては寂しい得点力を改善するためのものだった。“好結果”と“優勝”の間にあるものを埋めるため、宮本恒靖監督はキャンプで新システムに挑戦した。この4-3-3は因縁の相手である川崎フロンターレと同じシステムでもある。リーグ優勝と天皇杯優勝という“2つの優勝”を目の前で見せつけられた相手のシステムに、トライしたのだ。

 小野瀬康介を右サイドバック、矢島慎也を右ウイング、川﨑修平を左ウイングに配置したガンバの4-3-3は前半、ブルーのユニフォームに飲み込まれた。試合開始直後からチャンスを作られ続け、29分、32分と立て続けに川崎MF三笘薫に得点を決められてしまう。

PHOTO GALLERY ■【画像】川崎フロンターレに惜敗したガンバ大阪の写真全24枚■
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4