J2激動の移籍市場序盤戦!(2)8選手が去った千葉に即戦力続々!名将ユン・ジョンファン13年ぶりのJ1復帰は?の画像
ユン・ジョンファン監督(ジェフユナイテッド千葉・市原)    写真:松岡健三郎/アフロ
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■抜かれたポジションは埋めている千葉

 J2リーグチームの補強の積極性では、ジェフユナイテッド市原・千葉も目を引く。

 20年シーズンはユン・ジョンファン監督が就任し、上位進出が期待された。ところが、サガン鳥栖をJ1へ昇格させ、セレッソ大阪Jリーグで初のタイトル(ルヴァンカップ)をもたらした韓国人指揮官でも、このチームを浮上させることはできなかった。

 日本サッカーリーグの名門・古河電工を前身とする千葉は、Jリーグ開幕後もイビチャ・オシムのもとでタイトルを獲得した。しかし、09年を最後にJ1から遠ざかっている。18年は14位、19年は17位で、20年は14位である。保有戦力の質と量に不足はないものの、チーム力に反映されないシーズンが続いている。

 ユン・ジョンファン監督1年目の20年シーズンは、守備に軸足を置いた。失点は前年の「64」から「51」まで減らすことができたが、堅守と呼べるレベルまでには到達できなかった。得点は「47」にとどまった。守備も攻撃も強みにならず、チームカラーが定まらなかった。

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