こうしたJリーグ史上に名を残してきた伝説のチームを持ってしても、今年の川崎の勢いにはかなわない。GK、DFでは今年Jリーグ史上最多タイとなる17試合の無失点に貢献したランゲラック、丸山祐市、中谷進之介ら名古屋グランパス勢、MFではガンバ大阪を牽引した井手口陽介やセレッソ大阪の清武弘嗣らが有力候補だったが、それでも川崎勢が上記のポジションを独占したのは、数々の記録を成し遂げたチームの総合力が評価されてのものだろう。
2020年の川崎フロンターレははそれだけ圧倒的で、記録にも記憶にも残るチームだったといえるだろう。
新たなJリーグ史上に残る「最強チーム」として歴史に名を残すこととなった川崎。はたしてこのチームが成し遂げた数々の偉業を塗り替えるチームは今後現れるのかーー。