Jリーグの歴代チームを振り返ってみるといくつもの最強チームが挙げられるが、その筆頭が2002年のジュビロ磐田だろう。中山雅史、名波浩、高原直泰など圧倒的なタレントを擁したこのシーズンの磐田は前後期を制し「完全優勝」を達成。ベストイレブンには上記3選手のほか、鈴木秀人、田中誠、藤田俊哉、福西崇史と合わせて7人が選出されている
Jリーグ開幕を彩った1993年のヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)も捨てがたい。後期にあたるNICOSシリーズで優勝を果たし、鹿島アントラーズとのチャンピオンシップを制したV川崎。日本に空前のサッカーブームをもたらしたこの年、初代MVPに輝いた“キング”三浦知良(現横浜FC)をはじめ、ラモス瑠偉、柱谷哲二、ペレイラの4選手がベストイレブンに名を連ねた。
2007年から3連覇を成し遂げた鹿島も、Jリーグ史上に残る最強チームと呼べるだろう。2009年にMVPに輝いた小笠原満男、今季惜しまれつつも現役を退いた内田篤人、2010年南アフリカワールドカップの日本代表メンバーにも名を連ねた岩政大樹と実力者3人がベストイレブンに選出されている。