4試合を残して史上最速でJ1優勝を果たした川崎フロンターレ。30試合を消化して24勝3分3敗で勝ち点75と史上最多勝ち点を記録。さらに、現在の勝ち点奪取率は83.3%で、圧倒的な強さを見せつけた。
例年の優勝チームと勝ち点奪取率を比較すると、昨年の横浜Mは68.6%で、一昨年の川崎は67.6%。過去最高勝ち点を記録している2015年の広島と2016年の浦和は72.5%(年間勝ち点)だから、今年の川崎がいかに圧倒的だったかが分かるだろう。
では、今年の川崎はなぜ強かったのか。基本的にどの試合でもボールを支配し、得点を大量に奪って相手チームに黒星を押し付けたから、順位表通りに相手チームに強さを感じさせたのだが、その戦い方はどのような戦術や考え方で成り立っていたのか。