■「今後は左サイドバックが必要だね」

―両サイドだと酒井は奮闘している場面がよく映っていましたが、中山は……

後藤「それは仕方ないよな。酒井は攻撃もバンバン出て行ったし、センターバックのところで跳ね返しもするし。あれは完璧だったよ。中山は、これからサイドバックとボランチのどちらで使っていこうかという事も含めて、どうすんのかなって思う」

大住「本人は、良いタイミングで追い抜いてるのにパスが貰えない、信頼されるようにならないと、なんて言ってたけどさ。やっぱり、その通りだなって思ったね。ボールを持った時のクロスであるとか、攻めに入った時の狭いスペースでのプレーなんかが、ちょっと苦手だよね」

後藤「だから、これから左サイドバックが手薄なんで、人がいないから中山を使っていくのか。それか、本格的に中山は左サイドバックを頑張ってくれよ、という事なのか。これからどうするのかなって思いますよね」

大住「そうだね。結局、安西幸輝を呼ばなかったでしょ? 前回の1試合目に使って、前半だけだったし。2年後を考えたら、中山が伸びてくれないと困ると。長友は今なら使えるけど、2年後も使えるかは分からないから。本当に左サイドバックは探さないといけないな。韓国にはたくさんいるんだけど」

―酒井宏樹と酒井高徳は年齢が同じくらいですよね?

後藤「そうだよ、高徳は年寄りみたいに見えるけど、同じ29歳じゃないか?」

大住「今の高徳は……」

後藤「素晴らしいよね」

大住「レギュラーとして使っても十分かもしれないね」

後藤「ボランチもできるし、彼には本当にいてほしい」

大住「前に、能力が色々と限界にあるなと思っていた時期も、すごく責任感があって、きっちりカバーするとか、そういうことができていたんだよね。だから、頼りになる選手。今は攻撃面でも、タイミングにしろ、プレーの質にしろ良くなってきているから、今はあのポジションだと酒井高徳が一番かな」

後藤「イニエスタがチームで一番信頼しているのは高徳だよね」

大住「ああ、そう」

後藤「だと思うよ。本人に聞いたわけではないけど、見ていてそう思う。やっぱりここは高徳にあずける場面が何度もある」

―ボール際に強いですしね。

大住「フットワークも良いし」

後藤「そうだね。本人にその気があるかというのが一番の気がかりだけど」

大住「あるんじゃないの、当然」

後藤「もう代表はいい、みたいなことを言ったじゃないですか」

大住「ああ、一度言ったっけ。なかなか上手くいかなかったからね」

後藤「そう代表で上手くいかなかったし、その時はハンブルグが大変な時期だったしね」

大住「うん。今は本当に充実している感じがするよね」

後藤「あと西大伍も良いんだよね。神戸の両サイドバックは、ベテランの味を出しているなって。本当に素晴らしい」

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