■渡辺が入ってシステムも変更
厳しい寒さの中で2点差を再び背負って厳しい展開となったが、後半、そのビハインドを覆す。その原動力となったのが、49分に投入された渡辺皓太だ。前半は、4-3-3の中盤3枚の構成が、扇原貴宏と岩田のダブルボランチ+トップ下のマルコス・ジュニオールだったのが、渡辺投入によって扇原がアンカーに。マルコス・ジュニオールと渡辺はインサイドハーフ気味に動いた。
その渡辺は、うまくボールをちらすだけでなく自ら左右に流れてクロスを上げるなど精力的にプレー。もともと、扇原も広範囲に動いてリズムを作り出そうとしていたが、その作業に渡辺も加わったのだ。そしてその渡辺の右クロスが2点目をアシスト、さらに左クロスが3点目をアシストする。渡辺によって、横浜はホーム開幕戦黒星を避けることができた。
岩田は前半に負傷しており、その影響もあった交代だったが、岩田と、その岩田に代わって入った渡辺によって全得点のアシストがなされたことになる。選手交代によって生まれた3得点だった。