■「すべての戦いに勝とうという気持ちが出ていたし、それを組織としてやっていた」
―そろそろまとめに入りましょう。
大住「森保監督のような話になっちゃうけど、選手がやっぱり1試合を良く戦ったと思うよ。気持ちを切らさずにね。
こうやって代表の試合ができるという事のありがたさを、みんなが感じてプレーしていたし。テレビで見ている日本のファンに自分たちが頑張っている、諦めずに戦うところを、とにかく見せなきゃいけないっていう使命感がちゃんと感じられた試合だったと思う。それは、すごく評価すべきものだと思いました。
だから、それがなかったら何もない試合だったと思うんだけど、それがあったのでね。たしかにシュートは入らなかったし、もっと攻撃はいろんなパターンを出してほしかったけど、でもよく頑張ったなと思える試合だったな。選手たちの態度も良かった。カメルーンの選手たちも非常に態度が良かったしね、すべての戦いに勝とうという気持ちが出ていたし、それを組織としてやっていたし、だから見ていて気持ちのいい試合だったよね。というのが感想です」
―後藤さんはいかかですか?
後藤「さっきの記者会見の最後に、吉田麻也が出てきて、久しぶりの代表の試合ですごく楽しかったって言った。だから、みんな気持ちはすごくポジティブで、そういう面ではよかった。それから良かったのは、強い相手と良いコンディションでできたこと。だから、さっき大住さんが何度か仰っていたけど、弱い相手と何試合やるよりも、骨のある相手とできたのは凄い良かった。だから是非、11月もこういう試合を組んでほしいな。」
大住「吉田麻也が、本当に楽しかった、あっという間に90分が終わった、って言ったけど。見ていて僕もそうだった。もう前半終わりなんだ、もう後半終わりなんだって思った。そういう感じだった」
―良い試合だった、という意味ですか?
後藤「攻撃が上手く回らなかったから、良い試合とまでは言えない。これで良い試合って言っちゃえばおしまいだけど。試合ができたことも含めて、強い相手と試合もできたし、悪くはなかった程度かな」
大住「良い試合だったと思うよ」
後藤「2022年の12月に、あの時の試合は良い試合だったね、って言えるようにしてほしいね」