ボランチの2人は、この試合で最低の出来だったと言わざるをえないが、ここでどう出すのか、どう受けるかという合意がなかったのは、かなり厳しい。もし、戦術の落とし込みが間に合わず、個人の能力と感覚に頼るのならば、中山雄太という選択肢はなかったはずだ。

 森保監督が日本にいて、選手23人全員が欧州にいる。その状態で296日ぶりの活動だった。遠征に当たって、森保監督は「意思統一を再確認」すると言っていたから、監督自身はこのブランクによる問題を理解していたかもしれない。

 13日にコートジボワール戦が控えている。結果も大事だが、何よりも、再始動したチームで戦い方を共有し、日本代表のチームの形成のために使ってほしい。

PHOTO GALLERY ■【布陣図】日本代表―カメルーン代表のスターティングメンバーと久保建英投入直後の布陣■
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