■先輩の日本代表に重なる足跡

 同じく、個人の気持ちが勝利につながりそうなカードがある。サンフレッチェ広島ファジアーノ岡山の対戦だ。

 広島は開幕戦で、昇格組のV・ファーレン長崎に3-1と勝利。おそらく、この勝利をひときわ喜んだのが鈴木章斗だ。

 広島の新戦力として迎えられ、いきなり背番号10を託された。その期待に応えるように、開幕戦ではゴールを決めて、勝利に大きく貢献した。

 その新背番号10と姿が重なる選手がいる。現在イングランドの実質2部リーグ、チャンピオンシップでプレーする大橋祐紀だ。

 大橋は2024年に湘南から広島に完全移籍すると、開幕戦で2ゴールし、続くJ1第2節でも連続得点を記録。その後も広島をけん引した。

 その湘南の先輩と同じように、鈴木は開幕戦ゴールに続き、ACLエリートでも2得点と、新天地での公式戦2試合で3得点しているのだ。

 大橋は広島での半年間の活躍で、イングランドへと羽ばたき、日本代表にも選出された。若い鈴木にも先輩に続く大きな可能性が秘められており、野心に燃える背番号10が広島の連勝に貢献すると予想する。

 後編では、広島と開幕戦で「同じ傾向」を示した名古屋グランパスの勝敗予想などを展開する。

(2)へ続く
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