■『レッドブルサッカーならでは』のチーム編成とは?
【明治安田J2・J3百年構想リーグ 2月7日 14時03分キックオフ 大宮 2ー1 松本 NACK5スタジアム大宮】
レッドブルサッカーの哲学を、明確に打ち出している。
明治安田J2・J3百年構想リーグが、2月7に開幕した。今リーグはJ2とJ3の全40チームが『地域リーグラウンド』として4つのグループに分かれ、ホーム&アウェイのリーグ戦で争う。
注目度が高いのはEAST-Bだろうか。
J2の北海道コンサドーレ札幌、いわきFC、RB大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府、ジュビロ磐田、藤枝MYFCに加え、J3の福島ユナイテッドFC、AC長野パルセイロ、松本山雅FC、FC岐阜の4チームで構成される。
札幌はJ1、J2の複数クラブで采配をふるってきた川井健太監督(44歳、年齢は2月9日現在、以下同)が就任した。いわきは田村雄三監督(43歳)の指揮下で4シーズン目となる。甲府はJ1、J2、J3で監督とコーチを歴任してきた渋谷洋樹監督(59歳)が指揮する。
磐田は昨シーズン途中からコーチを務めた志垣良監督(45歳)のもとで、チーム再建をはかる。藤枝は元日本代表DFの槙野智章監督(38歳)が、横浜FCの監督へスライドした須藤大輔監督(48歳)の後任としてチームの先頭に立っている。
J3の福島FCは、カズこと三浦知良(58歳)が加入した。川崎フロンターレで現役生活を過ごした寺田周平監督(50歳)のもとで、丁寧にパスをつないでいくサッカーにカズがどこまでフィットするのかが見どころとなっている。
そして、RB大宮アルディージャだ。昨シーズン途中からチームを統べる宮沢悠生監督(40歳)が、引き続き指揮を執る。チームは最多得点・最少失点での優勝を目ざす。
オフの移籍市場では、昨シーズンのJ2でベストイレブンに選ばれたセンターバック市原吏音(20歳)がオランダ1部のAZアルクマールへ移籍した。1月末に移籍が決定した彼の離脱を想定し、パリ五輪代表CBの西尾隆矢(24歳)を獲得している。同時に、ヴイッセル神戸からJ2クラブへの期限付き移籍を続けている186センチのCB尾崎優成(22歳)もスカッドに加えた。
さらには、アカデミー出身のCB酒井舜哉(18歳)が昇格した。また、U-18所属のCB熊田佳斗(16歳)もプロ契約を結んでいる。酒井は190センチ、熊田は185センチだ。どちらも潜在能力が高く、数年後には市原に続いて海外へ羽ばたくのでは、と目される素材だ。
MFとFWにも、10代後半から20代前半の選手を多く獲得した。J1やJ2で実績を残してきた中堅やベテランは、獲得していない。J1、J2、J3でリーグ優勝を経験しているMF和田拓也(35歳)、J1の湘南ベルマーレでルヴァンカップ優勝経験を持つMF石川俊輝(34歳)、元日本代表FW杉本健勇(33歳)、16年リオ五輪世代のFW豊川雄太(31歳)、Jリーグ通算300試合強出場のMF小島幹敏(29歳)ら既存の戦力で全体のバランスを整えつつ、チーム全体の平均年齢を下げている。25歳以上の新加入選手は、オーストラリア出身のGKトム・グローバー(28歳)だけだ。
トップチーム強化の先頭に立つスチュワート・ウェバーHS(ヘッド・オブ・スポーツ)は「若手が試合に出ることが増えるのは、自分たちが目ざすスタイルであり、クラブの方針でもある」と話す。「若手に出場機会を与えるのはプレゼントではない」としつつ、目前の勝利を目ざしながら中長期的な強化も進める両睨みが、RB大宮の強化方針である。







