■RB大宮が得意のセットプレーで先制

 2月7日の明治安田J2・J3百年構想リーグで、RB大宮はJ3の松本山雅FCと対戦した。

 松本は昨シーズンのJ3で15位に終わり、早川知伸監督(48)歳が退任した。代わってチームを指揮するのは、石崎信弘監督(67歳)である。Jリーグ通算858試合(!)の指揮は歴代最多で、彼が志向するスタイルが知られているとしても、松本では就任1シーズン目である。新加入選手も15人を数え、どのようなサッカーを構築しているのかが読みにくい。

 相手のスタメンや戦略をつかみずらいなかで、試合を動かす有効な手立てとなるのはセットプレーだ。そして、RB大宮はセットプレーを強みとしている。このチームでプロデビューし、韓国Kリーグでもプレーした島田裕介コーチ(44歳)が、多彩なデザインを選手たちに託している。昨シーズンのJ1昇格プレーオフ準決勝でも、最終的にJ1昇格を勝ち取るジェフユナイテッド千葉を相手に、面白いようにセットプレーを得点(または得点機)につなげた。

 果たして、この試合でもセットプレーから試合を動かした。

 16分、左CKをショートでつなぐと、ペナルティエリア左角付近でFW山本桜大(21歳)がパスを受ける。柏レイソルから期限付き移籍の彼は、25年にJ2のレノファ山口FCで10得点を記録している。この場面でも思い切って右足を振り、ほぼ対角線の軌道でゴール右へ突き刺したのだった。

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