関東サッカーリーグ2部のSHIBUYA CITY FCが9月26日、サッカー元日本代表FW渡邉千真が28日のリーグ最終節をもって現役を引退することを発表した。そのラストゲームを前に「今日、引退を告げる」と題したショートドキュメンタリーを公開した。
1986年8月10日生まれで現在39歳の渡邉は、国見高校から早稲田大学を経て、2009年に横浜F・マリノスに鳴物入りで加入。1年目にJ1で新人最多得点記録を更新する13得点をマークして新人王を獲得し、2010年にはA代表デビュー。その後、FC東京、ヴィッセル神戸、ガンバ大阪、横浜FC、松本山雅FCと渡り歩きながら、J1通算381試合104得点、J2通算24試合3得点、J3通算20試合2得点を記録し、2024年から東京渋谷区をホームタウンとするSHIBUYA CITY FCに所属している。
その渡邉が「引退は簡単な決断ではありませんでしたが、自分の身体や気持ち、これからの人生と向き合い、前向きな気持ちでこの一歩を踏み出すことを選びました」と、プロとしての現役17年間に別れを告げることを決断をした。
そして「引退」を、自らの言葉でチームメイトたちに伝えたときの映像が公開された。愛車に乗り込むシーンから始まる密着映像の中で、渡邉はハンドルを握りながら「感謝しかないですね。まずは感謝の言葉を伝えたいですよね。みんながいたから頑張って来れたし、今シーズンもいろいろ自分の中で苦しいことだったりはいっぱいありましたし、その中でもみんながいたからここまでやって来れた。そういった感謝の言葉を伝えたいなと思います」と語っている。
そして、実際にチームメイトの前で引退を宣言するシーン、その後のチーム練習の風景など交え、映像は再び帰宅時の車内へ。「緊張しましたね。うまくしゃべれなかったですけど、とりあえず引退しますっていうのと、みんなのおかげでこう、ここまで頑張れたっていうのを伝えさせてもらった」との感想に加え、「振り返るとなんか、あっという間でしたね。あと1試合ですもんね」と、振り返る渡邉の横顔を映している。








