■動いたロドリゲス監督「ビッグチャンス」の応酬に
柏がペースをつみ始めた、という前半の終わり方だったものの、後半が始まると広島がマンツーマンの守備強度をさらに上げ、スペースを与えずに柏を押し込み続けた。
柏は選手交代で右サイドを馬場晴也と片山瑛一のディフェンダーコンビに、左サイドは杉岡大暉が後ろをふさぎ、小見洋太と小屋松知哉のドリブラーコンビに、という構成に変化。マンツーマンを続ける広島にスペースが生まれ始めるタイミングを見て、リカルド・ロドリゲス監督が動いた。
そこからは、いつどちらにゴールが生まれてもおかしくないほどビッグチャンスの応酬が続いたが、互いに決めきれず。ポストを直撃した「惜しいシュート」も多かった。
「互いの特徴が出た見応えのある試合だった」(柏、リカルド・ロドリゲス監督)、「日本トップレベルのサッカーをしていることを示すことができた」(広島、ミヒャエル・スキッベ監督)という熱戦は、最後まで緊張感が途切れることのないまま、0-0で終了。首位・鹿島がこの日も勝利したため、残り7試合で柏は勝点5差、広島は勝点9差となった。
■試合結果
柏レイソル 0-0 サンフレッチェ広島



