画像・写真:柏はFW垣田&細谷を「W起用」も…広島は元柏FWが「強さ」を発揮!「見応えのある試合」「日本トップレベルのサッカー」両監督が自画自賛した熱戦【柏レイソルvsサンフレッチェ広島】激闘PHOTOギャラリー 原壮史 J1 サンフレッチェ広島 柏レイソル Jリーグ 2025.09.25 優勝争いを繰り広げるチーム同士の激突に、試合前から両サポーターの気合いも十分。今シーズンのチームが見せている見事な戦いぶりに、観客席も自信たっぷりだった。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 相手仕様への変更と、1週間に3試合を戦う日程の2戦目ということが重なり、両チームともにふだんと異なる構成に。久保藤次郎や瀬川祐輔がベンチ外となっただけでなく、小屋松知哉をベンチスタートとした柏は、FWの垣田裕暉と細谷真大を同時起用した。広島はキム・ジュソンを左のCBで起用し、佐々木翔が右のCBに。また、前線には木下康介とE-1選手権で活躍したジャーメイン良を並べた。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 試合は序盤から広島の戦い方が目立つ展開に。広島は木下とジャーメインへのロングボールを軸に攻撃し、中盤はビルドアップの場ではなく、セカンドボールの奪い合いの場となった。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 中盤のエラーを起こさないことと、シンプルな高さで優位に立つこと、という明確な柏対策で試合を進める広島は、シーズン途中まで柏の選手だった木下が強さをいかんなく発揮。ことごとくボールを収めてみせるだけでなく、寄せられても強引に前を向いて、次の展開へと進めてみせた。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) しっかりと競り合うことで抵抗するしかない柏は、個々の責任が大きい守備となったが、崩れることなく無失点を続ける。粘り強く対応して広島の攻撃を終わらせると、広島のマンツーマンの守備を破るべく、細谷の強引な反転を活かして前を目指す。それに対し、広島は最終ライン中央の荒木隼人とボランチの塩谷司がグッと寄せて、力と力の戦いを繰り広げた。こうして両チームともに、最後のところでの強引さが上回るかどうか、という緊張感のある戦いが続くことになった。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 拮抗状態が続くと、徐々に中盤での攻防が増加。すると柏の質の高さが顔を覗かせるようになり、サイドを使った攻撃でゴールに迫る場面を増やしてハーフタイムを迎えた。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 柏がペースをつかみ始めた、という前半の終わり方だったものの、後半が始まると広島がマンツーマンの守備強度をさらに上げ、スペースを与えずに柏を押し込み続けた。柏は選手交代で右サイドを馬場晴也と片山瑛一のディフェンダーコンビに、左サイドは杉岡大暉が後ろをふさぎ、小見洋太と小屋松知哉のドリブラーコンビに、という構成に変化。マンツーマンを続ける広島にスペースが生まれ始めるタイミングを見てリカルド・ロドリゲス監督が動いた。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) そこからはいつどちらにゴールが生まれてもおかしくないほどビッグチャンスの応酬が続いたが、互いに決めきれず。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 「互いの特徴が出た見応えのある試合だった」(柏、リカルド・ロドリゲス監督)、「日本トップレベルのサッカーをしていることを示すことができた」(広島、ミヒャエル・スキッベ監督)という熱戦は、最後まで緊張感が途切れることのないまま、0-0で終了。首位・鹿島がこの日も勝利したため、残り7試合で柏は5点差、広島は9点差となった。猛抗議や猛アピールなど、ロドリゲス監督は最後の最後まで熱かった。(20250923)撮影/原壮史(Sony α1使用) 写真の記事へ戻る