■逆転優勝のために「勝点3」が欲しい試合
勝点44で7位につけている浦和にとっては、かすかに残る逆転優勝の可能性を消さないために、どうしても勝点3が欲しい試合だった。
そして、5分にはCKから先制に成功する。
マテウス・サヴィオが蹴った鋭いキックが、柏がニアサイドに置いていたストーンの垣田裕暉に当たってファーサイドに飛び、待っていた長沼洋一が頭で決めた。浦和にとってはややラッキーな先制ゴールだった。
先制された柏だったが、15分が過ぎる頃には完全にボールポゼッションで上回って反撃を始めた。右サイドでは攻撃に参加してくるDFの原田亘、ウィングバックの久保藤次郎、シャドーの小泉佳穂が絡み、左サイドからはウィングバックとなって進境著しい小屋松知哉にシャドーの渡井理己が絡み、両サイドからチャンスを作ったが、浦和の最終ラインを崩せない。
ボールを持っている時間は圧倒的に柏が上回ったが、浦和のペナルティーエリアの前をパスが行き交うばかりで、決定機の数は多くなかったのだ。
こうして、浦和が1点リードしたまま迎えた43分には、右タッチライン際で浦和のマテウス・サヴィオがワンタッチで相手陣内深くをえぐるパスを出し、金子拓郎が持ち込み、最後は松尾佑介が決めて浦和のリードが2点に広がった。