■日本人レフェリーにはできない「判断」
エルサルバドル人レフェリーのイバン・バルトン氏は、後半のアディショナルタイムを3分しか取らなかった。VARもあり、選手交代も何度もあり、さらに飲水タイムもあったのに、である。
もう、4点差がつき、たとえアディショナルタイムが10分あったとしても、FC東京が追いつく可能性はほとんどない。それなら、無駄に長いアディショナルタイムを取る必要はない。疲労がたまったまま、無駄に長時間プレーさせれば、ケガ人が出る可能性が大きい。
「それなら、早めに切り上げるべき」という判断だった。生真面目すぎる日本のレフェリーにはできない判断だった。
とにかく、「ゴールキックからパスをつないでビルドアップする」ことをコンセプトとしているFC東京が、GKやDFの間でのパス回しを狙われて失点を重ねたのだから、まさに完敗だった。
京都のチョウ・キジェ監督は記者会見の冒頭で、「日本ではゴールキックからつないでビルドアップするサッカーが評価されるが、相手のゴールキックはチャンスだと思っている」と、まず、その点を強調した。狙い通りに点を取った京都は、第27節終了時点で再び首位に立った。
大住さんが言う「0対4の完敗」というのは、この日のFC東京のことだった。
そして、「2対0からの逆転」というのは、金曜日(8月22日)に行われた柏レイソル対浦和レッズの試合のことである。