■メキシコの「要注意人物」たち
メキシコにおけるサッカーは、国民の大多数が信仰するカトリックに近い存在と言っても過言ではない。1970年に続いて1986年(代替開催だったが)にワールドカップを開催し、来年(共同開催)の大会で3回目の開催となる。メキシコシティのアステカ・スタジアムは、3回のワールドカップで使用される初めてのスタジアムとなる。国内のトップリーグの人気も高く、代表の半分は「国内組」で構成されている。
エースはイングランドのフラムで活躍するラウル・ヒメネス。34歳、メキシコ代表117試合、42ゴールという「レジェンド」だ。そして現在では「もうひとりのヒメネス」、24歳のサンティアゴ・ヒメネス(ACミラン)も台頭してきている。このヒメネスは、日本代表の上田綺世とフェイエノールトでチームメートだった選手である。
中盤では27歳のエドソン・アルバレス(ウェストハム)がゲームをつくるが、現在最も注目されているのが2008年生まれ、まだ16歳の攻撃的MFヒルベルト・モラ(ティフアナ)。小柄ながら圧倒的なテクニックとパス能力、得点力を持ち、メキシコの未来を担う「ワンダーボーイ」と期待されている。