■｢少なかった｣シュートやクロス
柏レイソルはゴールデンウィークの連戦を２勝１分で乗り切り、消化試合数が少ないながらも２位につけている。今節はＪ１初挑戦の１３位ファジアーノ岡山をホームに迎えるが、安易に勝利を予想することはできない。
３月１６日の第６節以降、９戦無敗が続く柏だが、勝ち切れない試合も多い。その９試合のうち５試合が引き分けに終わっている。前節の清水エスパルス戦では勝利したものの、ボールを積極的に動かす時間は多い割に、シュートやクロスなど最後までやり切る場面は少なかった。そうした最後の部分の不足が、勝ち切れない試合につながっているのだろう。
一方、強みを見せていたホームでも敗れてしまった岡山だが、前節は名古屋グランパスを相手に勝点１を手にして連敗を脱した。名古屋は柏同様、実力はあるはずなのに物足りなさが残る。どこか似たところがあるチーム相手に、再現性の高い守備が効くことが予想される。たとえ、順位は離れていようとも、ドロー決着の可能性は十分にあるといっていいだろう。
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