■「何か起こさないといけない時に、もっと何かできるように」
最大のチャンスは後半31分、ヴェルディ側のCKのセカンドボールから、つなぎのミスパスを小泉佳穂が拾ったロングカウンターで、渡井から中央を走る小屋松にラストパスが出て、ゴールネットを揺らしたがVARチェックの結果オフサイドの判定になった。起点のパスを出した小泉は「相手のハイプレスはすごくいいので、それこそミラーゲームなので、人につけてくる。時間がなくてのミスも当然あった。そこでバランスを崩さずにやれたことは収穫ではあると思う」と語る。
5バックの相手に引かれた時の難しさに関して小泉は「まず、世界中のどのチームでも難しいっていうのが1つと、あとは例えば僕ですけど、個で何人も剥がすというよりはコミュニケーションだったり、相手の中間を見つけてっていうタイプが何人かいますけど。そういう選手がああいうふうに固められて、間も何もない。何か起こさないといけない時に、もっと何かできるようにならないといけない。僕にしても、渡井にしてもあると思う」と認める。
リカルド監督がやってきて、柏は劇的な変化を遂げた。ボールも人も動くポゼッションスタイルがすんなり根付いたのは、センターバックの古賀太陽を筆頭に、柏の選手たちの技術的なベースの高さに加えて、浦和レッズから加入した小泉やリカルド時代の徳島ヴォルティスに在籍していた渡井と言った、いわゆる”リカルド・チルドレン”が早期のフィットに果たした役割は大きい。