
2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チームの姿も、おぼろげながら見えてきた。今年は、どんなシーズンになるのか、また、優勝や降格、サプライズを起こすクラブはどこか? ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が、新情報なども踏まえて、徹底的に語り尽くす!
■「浦和は厳しい」優勝争いに絡むチーム
――順位予想は、優勝争いも見直しが必要ですか。
後藤「いや、やはりサンフレッチェ広島とヴィッセル神戸の争いだと思うよ」
大住「両チームとも、日程が大変だけどね」
後藤「ACLが春にも秋にもある。しかも広島が出ているのはACL2だから、決勝まで行くだろうしね。でも、それを踏まえても優勝争いをするのはこの2チームだよ」
大住「でも、あれは本当にキツいよね。シーズンの終盤に来て、他のチームが1か月に3試合くらいのときに6~7試合もやるんだから。浦和レッズは夏の1か月間、クラブ・ワールドカップがあるから、リーグ戦ができないし。そういうことを差し引くと、やはり鹿島アントラーズが来るんじゃないかなと思うんだけど、どうもまだ時間がかかりそう」
後藤「ACLがどうこうということを除けば、広島と神戸がチーム力としては圧倒的で、それを追うのがどこかというと、鹿島、ガンバ大阪あたりかなと思う」