■締めは「大人のたしなみ」2連戦
そんな、懐かしい車両に乗って準決勝観戦へ。「大学前」駅を通る水口・蒲生野線は1時間に1本程度のローカル線ですが、楽しい鉄道旅になりました。帰りは、万葉あかね線への乗り換え時間を利用して、八日市の街をちょっと歩いてから近江八幡へ。
近江八幡着が16時半頃。大急ぎで駅前からバスに乗って旧市街へ向かい、有名な八幡堀に到着したのはもう夕暮れ時。辺りの商店や飲食店はほとんど閉店してしまっていましたが、夕暮れのライトアップが始まった八幡堀は、観光客もまばらでとても風情のあるものでした。
1軒だけオープンしていたのがビアハウス。「二兎醸造」という近江八幡市にあるクラフトビール醸造所直営の「Two Rabbits」という店でした。そこで、エールを1杯飲んで18時の閉店まで粘った僕は、再び近江八幡駅に戻り、駅前の居酒屋で琵琶湖特産ホンモロコのから揚げを肴に近江の地酒を堪能。そこから京都駅に向かって、東京行きの深夜高速バスに乗車したのです。
準々決勝と準決勝を2試合ずつ観戦して、近江の国観光も堪能した、非常に効率の良い旅だったというわけです。