■三笘薫が語る試合のイメージ
ダブルボランチには、遠藤航と守田英正が今回も起用されるだろう。サウジアラビア戦でもハイパフォーマンスと抜群のバランス関係を見せた2人は、このチームの心臓部。遠藤はオーストラリア戦をコンディション不良で欠場したものの、今回は現地で問題なくトレーニングに参加していることから、起用に支障はない。
なお、そのオーストラリア代表戦で遠藤の代役を務めたのは田中碧。ボランチの3番手にいる田中が、今回の活動で改めて存在感を放てるかも注目だ。
攻撃的3バックと呼ばれるゆえんでもある両ウイングには、三笘薫と堂安律が入るか。もし、選手起用の変化があるとすれば、右サイド。伊東純也の縦へのドリブルは大きな武器であり、森保監督も後半途中からギアを上げるカードとしてここまで重用している。サウジアラビア戦、そしてオーストラリア戦の2連戦でも堂安を先発起用したことからこの試合でも同じ役割となる可能性が高いが、今回の森保監督の判断はどうなるか。
インドネシア代表に帰化選手が増えたことについて、伊東は13日の練習後に「個の力は上がっている」と言及。そのうえで、「奪ったあとのチャンスは映像でもけっこうある」と、対戦相手の研究に余念がない。
三笘は引いてくる相手に対して、「システムを考えながら立ち位置を調整すれば、ボールを持てる時間は増えると思う」とトレーニング後に話し、攻撃のイメージを膨らませていた。
シャドウに入る2人は、右から南野拓実と鎌田大地か。他に久保建英も控えており、その久保は直近のバルセロナ戦では出色のパフォーマンスを披露。その鮮やかな活躍ぶりから先発への期待も高くなるが、一方で、チームに合流したのは最も遅い。鎌田と南野の方がコンディション面で優れていると思われるだけに、まずは久保がベンチスタートとなるか。