■キャプテンとしてのエネルギー

「今日のゲームの反省はもちろんしますけど、まだリーグ戦もありますし、ACLもあります。悔しいですけど、プレーで見せていくしかないので、そこへのエネルギーっていうのは、キャプテンとして持っている」
 川崎の攻撃的な選手としては唯一この試合でフル出場した背番号14は、この試合をこう受け止めている。
 脇坂泰斗はこのチームで数々のタイトルを手にしてきた。しかし、ACLEだけは、まだ手にしていない。それを悲願としていた鬼木達監督は退任が決まり、ともに戦う試合も残り少なくなっている。
 キャプテンという責任もある。一人のプレイヤーとしての思いもある。サポーターへの気持ちもある。悔しい敗戦の中でも、脇坂泰斗は歩みを止めない。
(取材・文/中地拓也)

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