■「相手を疲弊させることは積極的にやっていきたい」
その谷口彰悟は、３バックの中央で先発すると見られる。９月シリーズでは右に板倉滉、左に町田浩樹という組み合わせで、相手の攻撃をシャットアウト。チャンスをほぼ作らせることなく、無失点で終えている。
一方で配球にも力を入れており、いかに最終ラインから攻撃をスムーズに生かせるかという点で、攻撃的３バックを後ろから体現した。
谷口はこの試合でもその意識は強く、「自分たちのボールの動かし方とか、その狙いとしてる部分はサウジの地でもできる自信があるし、むしろボールをどんどんどんどんうまく動かして相手を走らせることによって、相手を疲弊させることは積極的にやっていきたいし、それができると思う」と語る。ボールを動かすことによって、相手のリズムと体力を制するイメージだ。
ただし、サウジアラビアも当然それを阻止しようとする。その中でズレもできるかもしれないが、谷口自身も「それにはミスも伴いますし、そういうふうにミスをした後のフォロー、回収する作業とか、そこら辺の守備のところもしっかり合わせていかないと」と話し、試合中の戦い方もすでにインプットしている。
