6万人の大観衆、現地時間21時のキックオフにもかかわらず選手を苦しめる高温と高い湿度――サウジアラビアとのワールドカップアジア最終予選で、森保ジャパンは苦しい戦いを強いられること必至だ。
それは選手も痛感しており、谷口彰悟は「かなり厳しい戦いになる覚悟を持ってここに来てますし、準備期間も長くないですけど、できることをみんなでしっかり合わせて、アウェイの地で何とか勝点3を取って帰れるように、みんなで協力して頑張りたいなと思ってます」と試合を前に抱える気持ちを語る。
三笘薫はサウジアラビアについての印象を「規律はあるチームだなと思いましたし、切り替えの部分だったり早いとこもあります」と警戒したうえで、「おろそかにするところもあると思うので、そこをしっかりとつければ。自分たちの規律的なところの方が上回ってると思うんで、しっかりとチーム全員で動ければいい試合はできると思います」とウイークポイントも見つけている。
もちろん、自信がある。前回のアウェイ・サウジアラビア戦を出場停止でスタジアムから見守っていた伊東純也は、「ピッチの状態とか暑さとか、相手の方が慣れてる部分はあった」と当時を振り返ったうえで、「でも、今は昔よりチャンスを多く作れると思うので、もっといい戦いができる」と話すからだ。
谷口も、「このチームでは歴史を塗り替えるっていう、このチームは違うぞっていうところしっかり結果で見せたい」と言葉に力を入れる。