サッカー日本代表の10月シリーズがいよいよ始まる。今回挑む2試合はサウジアラビアとオーストラリアという難敵。ワールドカップアジア最終予選の前半戦の山場に、森保一監督はどのようなメンバーで挑むのか。スターティングメンバーを考察する。
メンバー発表が行われたのは10月3日のこと。試合に登録できる23人のメンバーだけでなく、4人多い27人が呼ばれた。それぞれの試合で4人がメンバー入りできないので表面から受け止めることはできないが、センターバックの人数が多く、サイドバックの適任者が少ないことから、今回も3バックの布陣を敷く可能性が高い。
森保ジャパンが6月シリーズから取り組むこのシステムは「攻撃的3バック」と形容される。両ウイングバックに、攻撃的な選手を同時に配置するからで、9月シリーズでは三笘薫と堂安律が先発に名を連ね、伊東純也らが途中からさらにギアを上げた。
ホームで戦った中国代表戦では7―0、アウェイでのバーレーン戦では5―0という良い結果で終えていただけに、このメンバーを軸とするはず。アウェイでのサウジアラビアは今回の最終予選で最も難しい試合の一つ。
6万人の観客が駆け付けるとされるこの試合は、現地時間8日の練習後に守田英正も「(アウェイの雰囲気も)少なからず影響はある」と語るだけに、これまでの良いな流れをそのまま持ち込みたい。