■堂安律が「ムリしてでも上げよう」と話すコンディション

 最終予選前半戦の山場と言われる10月のサウジアラビア(ジェッダ)・オーストラリア(埼玉)2連戦はまだ予想がつかないが、それぞれの所属クラブでの出来やパフォーマンスが1つの判断材料になる。だからこそ、9~10月のリーグ戦でコンディションをより引き上げていくことが肝要だ。

「次の代表戦までに意識すること? コンディション自体、完全に上がりきっていないので。ムリしてでも上げようかなと思います」と背番号10も強調していた。堂安が文句なしの切れ味と鋭さを示し続ければ、今のスタート要員という立場は変わらないはずだ。

 伊東の方もフランスでより存在感を高め、代表7か月不在のブランクを埋める努力をするべき。2人が高いレベルでしのぎを削ることが、強い日本を作る原動力になる。彼らにはグイグイとチームを引っ張り続けてほしいものである。

(取材・文/元川悦子)

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