■【トピックス5】チームに勢いをもたらすフレッシュな力が出現
今シーズンのJ2でも、フレッシュな力が台頭している。
首位を走る清水では、MF西原源樹が新風を吹き込んでいる。チーム最年少出場と最年少得点の記録を更新した17歳は、ここまで12試合出場2得点を記録している。左サイドからのドリブル突破が最大の魅力で、クラブの未来を背負うタレントである。
2位のV・ファーレン長崎では、20歳のタレントが存在感を示している。DF田中隼人とMF笠柳翼だ。
柏レイソルから期限付き移籍中の田中は、左利きのCBだ。開幕から4バック中央を担い、ここまでフルタイム出場を続けている。CBとしての強さに加え、正確なフィードで攻撃の起点にもなっている。
笠柳は4-3-3の左ウイングを定位置とし、ドリブルで仕掛けながら自らゴールを狙う。選手層の厚いチームでプレータイムを伸ばしており、1得点4アシストの数字をどこまで伸ばせるのかも注目だ。
4位の仙台ではドリブラーが覚醒中だ。21歳の相良竜之介と23歳のオナイウ情滋である。
相良は左サイドからのカットイン&ミドルシュートを得意とし、5得点3アシストを記録している。オナイウは右サイドの「槍」で、一気の加速から縦突破でクロスを供給する。チームがJ1自動昇格圏へ食い込むために、彼らの活躍が欠かせない。