新保海鈴は4バックなら控えではなくベストイレブン

 J2前半戦のベストイレブンから、控えメンバーの7人を発表する。候補者が複数いるポジションも多く、違う選手を選ぶべきとの声もあるかもしれない。それでも、ここに選んだ選手たちが、チームの勝利に貢献したのは間違いないはずだ。

 

GK 市川暉記(横浜FC)

 全19試合にフルタイム出場。リーグ最多となる10試合でクリーンシートを達成し、ここまで失点11はリーグ最少だ。ハイクロスの処理、シュートストップともに安定しており、3バックと連携して堅守を構築している。

 

CB 田上大地(ファジアーノ岡山)

 アルビレックス新潟から加入し、開幕から3バック中央のポジションを確保。前半戦の岡山は攻撃陣にケガ人が続出したこともあり、勝ち切れない試合も多かった。そのなかで、田上やGKスベンド・ブローダーセンを中心とした守備陣が失点を1試合1点以下に抑えることに力を尽くし、J1昇格プレーオフ圏内の6位での折り返しを実現させた。

 

左SB 新保海鈴(レノファ山口FC)

 ベストイレブンを4バックで選ぶなら、左SBは文句なしにこの男だ。攻撃時はサイドハーフやウイングのようにプレーし、リーグ2位タイの7アシストを記録。チームの5位ターンを力強く後押しした。ディフェンスの意識もしっかりとしており、攻守にわたって存在感を見せることができる。

PHOTO GALLERY 全ての写真を見る
  1. 1
  2. 2
  3. 3