■三笘薫と伊東純也が不在の戦い方

 ボランチは遠藤航を軸に、相方に田中碧が起用されるか。遠藤はこのチームのキャプテンであり、森保一監督の信頼が厚い選手。アジアカップではフィールドプレイヤーとしては唯一、全試合に先発出場している。

 本来であれば守田英正が遠藤とコンビを組む可能性が高いが、帰国したのが19日であることと14日に行われたELを体調不良で欠場したことが不安視される。直後の17日のリーグ戦では先発出場して試合終了間際までプレーしていたものの、その後のコンディションが気になるところ。26日のアウェイゲームを戦うためのタフさを考えれば、第1戦は田中の可能性が高いか。

 2列目は、先述したように三笘薫と伊東純也が召集できておらず、その代わりが今回のカギとなる。その状況で予想される構成は、右から堂安律、久保建英、中村敬斗か。

 本来はFWの浅野拓磨をサイドに配置する可能性もあり、その浅野自身、19日の練習後に「僕も前だけじゃなくて右左どこでプレーしてもいい準備をしてますし、監督からも“どこで(の起用)も考える”と常に言われてる」と明かしている。しかし、今回、ウインガーと呼べる純粋なドリブラーは相馬勇紀のみ。森保一監督は伊東や三笘を起用していたときとは異なる戦い方を求めているであろうことが推測されるだけに、サイドで縦に勝負するとすれば後半の途中からか。

 堂安律と久保建英のコンビネーションや、中村敬斗の左サイド起用には積み重ねているものがあり、まずは自分たちに矢印を向けた戦い方にするのではないか。ただし、久保建英を右に置いて南野拓実を中央に置く可能性もある。

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