■最終ラインとGK

 まずGKは大迫敬介か。アジアカップでは大迫が召集されなかったことで、守護神となったのは若き鈴木彩艶だった。大迫は昨年シーズン終了間近に感じた痛みを除去するために手術を決断。そして今季はJリーグ開幕からチームを最後尾から支えている。

 大迫は18日の練習後に「昨年の故障を抱えながらやってる時期に比べて思いっきりできている」と手応えを語っており、さらに、「アジアカップを外から見ることでもう1回自分が代表に入ってピッチに立ちたいと思いは今まで以上に強くなりました」と明かす。その大迫が18日の練習から汗を流す一方で、鈴木彩艶は19日の練習に参加できなかったことから、大迫が守護神に入ることが濃厚だ。

 最終ラインは右から毎熊晟矢板倉滉谷口彰悟伊藤洋輝か。今回、冨安健洋中山雄太が召集されておらず、板倉滉と中央でコンビを組む最有力は谷口彰悟。ただし、町田浩樹の可能性もある。19日の練習で谷口は途中まで全体練習に参加し、その後はランニングを一人でこなしていたが、町田は公開部分の練習には参加しておらず、コンデション面では谷口の方が上回っていそうだ。

 右SBは菅原由勢の可能性もあるが、アジアカップで毎熊晟矢が出色の出来を見せて定位置を奪取。以降もその調子のままにJリーグでプレーしており、右サイドバックで先発の可能性が高い。毎熊は18日、19日の練習をすべてこなしていることもプラスだ。

 左SBは長友佑都が召集されたことで話題になっているが、まずは伊藤洋輝の先発が有力か。北朝鮮はフィジカルで勝負してくる可能性も十分にあり、その点では伊藤の強さと高さは武器となる。

PHOTO GALLERY ■【予想スタメン布陣図】日本代表、北中米W杯への重要な試合・北朝鮮戦の「予想スタメン&フォーメーション」■
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