■浅野拓磨と久保建英が説く戦い方
1トップは上田綺世か。北朝鮮は日本代表相手にフィジカルで強く来る可能性が高いと予想されている。最前線でボールをしっかりと抑えることを考えれば、ポストプレーとフィジカルに優れた上田の起用が順当ではないか。
北朝鮮がどのような戦い方をするか分からないことが、日本代表にとってはかなり不利。森保ジャパンも情報統制で最善を尽くし、19日の練習は18日とは異なる場所で行った。というのも、18日の練習場は近隣のホテルから見ることができるためで、19日の練習場はそれを隠すことができる。
また、そうした事前の準備に加えてピッチ上で重要になるのが冷静さだ。浅野拓磨は「うまくいかないときに相手がそういう仕掛けをしてきたときに、それに応えてしまうようだと、やっぱ心の準備が足りてない」と“乗らない”姿勢を説く。
他方、久保建英は「まずは審判がどういう人なのかを見極めていきたい」と話す。「そもそも、審判がどの程度のライン(=基準)を敷いてくるかっていうのが第一だと思います。(ファールを)流すような審判なら、僕たちもある程度強く行かなきゃなと思いますけど、逆にしっかり取ってくれる審判なら、何回か(ファール判定が)あったら、アフターとかはできなくなってくると思うので、それでカードが出てくれたら、ラッキーですし」。
よりタフさが求められる第2戦につなげるためにも、国立競技場ではしっかりと勝利を手にしたいところ。そのためには、“想定外”を受け入れて解決するための心構えが必要となる。
果たしてどのような試合となるのか。キックオフは21日の19時20分だ。