サッカー日本代表が3月21日に、2026年の北中米ワールドカップへ向けて北朝鮮代表と戦う。さまざまな点で予想が立たない相手を国立競技場に迎える森保ジャパンはどう戦うのか――。
3月18日に千葉市内で合宿を開始したサッカー日本代表。21日に北朝鮮と国立競技場で戦うが、さらに26日にはアウェイでも対戦する。しかも、開催地は平壌。2011年以来となる、北朝鮮国内でのゲームだ。
19日の練習後、久保建英が「僕もミーティングで見たこと以外にあまり情報はないですし、みんな知りたがってますよね」と率直にその思いを語っていたように、これまでの試合と違って対戦相手の情報に乏しい。ミーティングでは映像を使っての対策をしているというが、それ以上に自分たちに矢印を向けた戦いとなりそうだ。
また、日本代表は近年、代表ウイーク期間中に中2日や中3日で戦ってきたことが多いが、今回は中4日。北京経由での北朝鮮入国や、その煩雑さといった問題はあるものの、試合間隔としては恵まれた状態にあると言える。そのため、大きく選手を入れ替えるようなこれまでの戦い方とは違った挑み方の可能性が大きくなる。
それも踏まえて予想していきたいが、今回はまず、伊東純也と三笘薫という日本代表の武器である両ウイングが不在となる。また、鹿島アントラーズの佐野海舟が召集されたものの負傷のために不参加となっている。追加召集は決まり次第の発表とアナウンスされていたが、それもないまま19日の練習を終えている。