■ラストチャンスの側面も

 5度目のW杯を目指す長友にとっては、そこが第2次森保ジャパン定着へのラストチャンスになるだろう。第1次森保ジャパンの時も香川真司(C大阪)が2019年3~6月シリーズで呼び戻され、岡崎慎司(シントトロイデン)も2019年コパアメリカ(ブラジル)に帯同したが、その後は若手の成長もあって定着が叶わず、2022年カタールW杯参戦も叶わなかった。ベテランは限られたチャンスをモノにできなければ、大舞台には立てない。その厳しさを長友は誰よりもよく分かっている。

 千載一遇のチャンスをモノにするのか否か。37歳の大ベテランの挑戦の行方が見ものだ。

(取材・文/元川悦子)

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