■ACLキックオフの不可解で「帰宅困難」危機
AFCといえば、最近、別の試合でも不可思議な決定をした。
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16のキックオフ時刻の問題だ。
2月20日に行われた川崎フロンターレ対山東泰山の試合の開始時刻は17時だった。
平日の17時では、ふつうに会社勤めをしている人にとっては来場が難しい。Jリーグでは、そのため、ウィークデーのナイトゲームの開始時刻を19時30分にしているクラブもある。
そして、翌日の横浜F・マリノス対バンコク・ユナイテッドの試合のキックオフ時刻は20時だった。
横浜FM対バンコクの試合は、横浜FMがボールを握り続けて、27本ものシュートを打ったものの、ポストに嫌われた場面もあって、結局、延長後半のアディショナルタイムのPKによって横浜が勝利した。
延長後半のアディショナルタイムは7分16秒に及び、試合全体のアディショナルタイム合計で22分20秒に達した(手元の時計での計測)。
そのため、試合が終了したのは22時50分頃になってしまった。僕は、試合後の記者会見は出席せずにスタジアムを離れたおかげで終電車の1本前の電車で帰宅できたが、もし、あのままPK戦に突入していたら本当に帰宅困難になってしまうところだった。