■中盤にはふたりの即戦力が加入!
2024年シーズン、J1昇格候補として戦うジェフユナイテッド千葉。
小林慶行監督が主体的なサッカーを標榜する千葉で、セントラルMFの田口泰士は不可欠な存在となっている。パスの出し手としてのクオリティが高く、ゲームをコントロールする戦術眼を持つ。背番号4はリスタートのキッカーも担う。
その田口のパートナーを務めるのは、昨シーズンのJ2で実績を残したふたりだ。ジュビロ磐田から移籍したエドゥアルドと、藤枝MYFCから新天地を求めた横山暁之だ。
千葉入りに伴ってドゥドゥからエドゥアルドへ登録名を変えたブラジル人MFは、昨シーズン9得点4アシストの成績を残した。パンチ力のあるシュートを武器に左MFを主戦場としつつ、ボランチでもプレーした。試合中に彼のポジションを代えることでより攻撃的に戦うことも、守備へ重心を移すこともできるだろう。
藤枝で背番号10を背負い、6得点8アシストをマークした横山は、セントラルMFではなくセカンドトップで起用されるかもしれない。その場合は風間宏矢との争いだ。横山がひとつポジションをあげたら、エドゥアルド、小林祐介、熊谷アンドリューがセントラルMFの候補になる。
右サイドは田中和樹が担う。京都サンガF.C.からの完全移籍に切り替え、38試合出場で2得点4アシストだった昨シーズン以上の成績を目ざす。右SB岡庭愁人と同様に、彼もロングスローを投げることができる。
35歳のクロッサー米倉恒貴は、交代カードのジョーカーだ。横山がセカンドトップで起用されると、風間も右サイドの競争に加わってくる。
左サイドの定位置争いは、昨年7月に移籍してきたドゥドゥがリードする。昨シーズンは途中加入ながら16試合出場7ゴールと結果を残した。この33歳は2列目から飛び出す感覚を身に着け、サイドプレーヤーとしての価値を高めている。高木俊幸とエドゥアルドが控えているのも、小林監督には心強いはずだ。