■休ませるべき最終ラインの3選手
一方のDFラインも、イエローをもらっている菅原由勢(AZ)、2戦連続フル出場の板倉滉(ボルシアMG)、伊藤洋輝(シュツットガルト)は休ませるべき。代わって毎熊晟矢(C大阪)、冨安健洋(アーセナル)、町田浩樹(サンジロワーズ)、中山雄太(ハダースフィールド)を起用し、実戦感覚を研ぎ澄ます方向に持って行った方がチームにとってはプラスと言えそうだ。
冨安に関しては、森保監督はイラク戦後に「90分間使いたくなかった」と語っており、プレー時間を制限したことを明かしたが、次のインドネシア戦はフル稼働できる状態に戻っているはず。それは大会直前にコンディション不良で別メニューを強いられていた中山にしても同様だろう。
ここで彼らカタールW杯最終予選経験者のギアを上げておかないと、より強度の上がる決勝トーナメント以降に不安を抱えることになる。そうならないためにも、彼らにはしっかりとリーダーシップを発揮し、相手エースFWストルック封じを確実に遂行してほしい。
ボランチも変えるとなると、結果的には大幅なターンオーバーになるが、選手個々の実力や経験値、チームとしての成熟度を考えれば、この陣容でもインドネシアに不覚を取ることはないはず。むしろ彼らで勝てなければ、アジア制覇も難しいと言っても過言ではない。そのくらいの覚悟を持ってグループ最終戦に挑むべきだ。