■三笘起用の相乗効果
そんなチームにとって、左足首負傷で長期離脱していた三笘薫(ブライトン)の短時間出場が可能になりそうな雰囲気が出ていたのは前向きな要素だった。稀代のドリブラーがジョーカーとして控えているのは大きな安心材料になると目された。が、22日の練習に彼は欠席。ホテルでコンディション調整に努めた。となると、インドネシア戦での復帰はなくなるだろう。
ただ、いずれにしても、三笘が出てくれば、右の伊東純也(スタッド・ランス)の負担が減るし、異なる攻撃のバリエーションももたらせる。そうなるように彼にはとにかく状態を引き上げることに専念してほしい。
三笘不在は続くが、インドネシア戦はここまでの悪循環を断ち切る重要な一戦になる。今度こそ”失敗しない戦い”を日本代表には見せてもらいたいものである。
(取材・文/元川悦子)