J1ジュビロ磐田に所属するサッカー元日本代表MF遠藤保仁が1月9日、2023年シーズン限りでの現役引退を発表した。
J1通算672試合出場、日本代表国際Aマッチ通算152試合出場はともに歴代トップというレジェンドは、自身のマネジメント事務所の公式ユーチューブで引退を報告。「26年間という本当に長い、充実した最高のサッカー人生を送れた。自分がここまで長くやるとは思っていませんでした」と感謝の言葉を口にした。
異例の「引退会見なし」の意向を明かしたが、その理由を「記者会見で真面目に語るものも僕らしくないと思う。なんといってもオフはオフ。オフを満喫したいので」と、ピッチ内外で自然体を貫いてきた“ヤット”らしい理由で説明した。
その驚きの引退報告とともに話題となったワードが「横浜フリューゲルス」だった。遠藤は鹿児島実業高校から1998年に横浜フリューゲルスに入団したが、そのシーズンを最後に横浜マリノスに吸収合併される形で横浜フリューゲルスは事実上消滅することになった。遠藤は京都パープルサンガに移籍して現役生活を続けることになるが、今回の引退で“元横浜フリューゲルス”の肩書を持つ現役選手が、ついに「0人」になったのだ。