■これからの戦いの重要性
日本のクラブが、このような中東(サウジアラビア)主導の大会にどこまで真剣に付き合っていくべきかも再検討する必要がありそうだし、Jリーグが「そのために(?)」秋春制に移行するというのもおかしな論理展開だと思うが、出場する以上は中東(サウジアラビア)の台頭にストップをかけるためにも、ACLタイトルをサウジアラビアのクラブが独占することだけは阻止したいものだ。
そういう意味で、春開催となった決勝でアルヒラルを破り、サウジアラビアで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップでも勝ち残った浦和の奮闘は高く評価したい。
いずれにしても、日本のクラブが本当の意味で「アジア最強」を豪語するためには、韓国のクラブにも勝ち越せるようにしなければならない。もし、韓国のクラブが中国や東南アジア相手に取りこぼししなくなれば、日本のクラブは簡単にグループステージを勝ち抜けなくなってしまうからだ。
2023/24シーズンの大会にしても、日本の3クラブが首位通過でノックアウトステージに進出したといっても、ラウンド16で韓国クラブと対戦して敗れてしまったら元も子もないのだ。
ノックアウトステージの組み合わせは12月28日にマレーシア・クアラルンプール近郊にあるAFC本部で行われる抽選によって決まる。