■発展を示した2チーム
要するに、川崎が2度目の優勝を決めた2018年以降のJ1リーグでは、川崎と横浜FMが圧倒的な大差で優勝を決めてきたのだ。
しかも、どちらも超攻撃的なサッカーで大量得点が生まれる試合も多かった。
試合内容としても、川崎はスピードにはこだわらずに徹底してパスをつなぐ攻撃と、前線からのプレッシャーで相手を封じ込める積極的な守備で対戦相手を圧倒した。一方、横浜FMはアップテンポでスピードある仕掛けを展開し、変幻自在な攻撃を武器にした。
最近の6年間、両クラブは他の追随を許さない戦いぶりを示した。そして、リーグの覇権を独占した神奈川県の2つのチームの試合を見るたびに、僕たちはJリーグのサッカーの進歩・発展を実感することとなった。
しかし、今シーズンはリーグ戦の様相は明らかに変わっている。