8月26日、J1リーグ第25節が各地で行われ、川崎フロンターレは北海道コンサドーレ札幌を等々力陸上競技場に迎えた。
3連敗と苦しんでいる状況で迎えたホームゲーム。多くのサポーターの前で勝利を求められた川崎フロンターレだったが、前半、まさかの展開となる。前半27分にスパチョークに先制点を許すと、8分後には駒井善成が追加点をゲット。2点ビハインドに加え、厚みのある攻撃になかなか転じることができないまま前半を終える。
後半、鬼木達監督は選手を2人変えて挑む。より攻撃的な姿勢が求められる中、後半開始早々に札幌の選手が一人退場する。マルシーニョを倒した岡村大八のプレーに対し、主審は当初ファールの判定をしなかったものの、VARが介入。結果、得点機会を阻止したとしてレッドカードが提示されたのだ。
1人少なくなった札幌に対し、川崎は猛攻を仕掛ける。そして実際にゴールネットを揺らす。後半22分に脇坂泰斗が1点を返すと、同26分に佐々木旭が同点弾を記録する。左サイドからマルシーニョが上げたクロスはファーサイドに流れるも、これを山根視来がダイレクトで中に折り返す。そのバウンドしたボールが逆のファーへと飛び、最後は佐々木が頭で押し込んだのだった。