■ミラノでCL観戦

 ちょうど20年前の2003年4月23日。チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグのACミランアヤックス(オランダ)の試合でのことでした。

 この時は『サッカー批評』の取材で4月上旬からポルトガルに行き、各クラブの育成部門を見学したり、当時売り出し中だったクリスティアーノ・ロナウドジョゼ・モウリーニョのインタビューをしたりしました。そして、リスボンからバルセロナに飛んで22日にバルサ対ユベントスを観戦。翌日、ミュンヘン経由で夕方にミラノの空港に到着。ホテルに荷物を置いてすぐにサンシーロに向かったのです。

 普通なら事前に取材申請をしておいて記者席に入るのですが、理由は思い出せないのですが、この時はバルセロナの試合もミラノの試合も申請をしていなかったのです。そこで、カンプノウでもスタジアムの外でチケットを買ってゴール裏で観戦しました。そして、ミラノでもスタジアム前の停留所でトラムを降りてすぐにチケットを買いました。

 何しろ時間もなかったので、よく確かめもせずにチケットを買いました。

 指定通りの入場口から入って、あのジュゼッペ・メアッツァ独特のスロープを上っていきます。そして、スタンドに入ってみたら、なんとミランの過激なティフォージのド真ん中の席だったのです。大旗を振って大声で叫ぶ男たち(稀に女も)の真っ只中に入ってしまいました。

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