5月17日、J2リーグ第16節として徳島ヴォルティスがホームにツエーゲン金沢を迎えた。この試合で2得点を決めて、勝利の立役者となったのがFW森海渡だ。
殊勲の22歳が前半40分に記録した先制点が話題になっている。徳島は自陣左サイドからスローインでボールを前線へ送るが、対する金沢の選手もヘディングで押し返す。返って来たボールを徳島のMF児玉駿斗が同じく頭で弾いて、相手と競り合う中でマイボールにした。
直後、プレスに来た相手を避けると、前線の左サイドへグラウンダーのスルーパス。走り込んでいた森はそのままボールをドリブルで運び、相手エリア内へ侵入する。
しかし、中を見ると金沢は5人が戻って守りを整えていた。味方のサポートを待つかに思えたが、FWはその場で角度をつくると右足を一振り。ボールは相手GKの右肩を一瞬で通過して、ゴールネットへ突き刺さった。
若きストライカーは、リーグ戦にここまで11試合に出場し6ゴールをマークしており、J2の得点ランキングではFC町田ゼルビアのエリキらと並び5位タイ、低迷するチームの中でも結果を残している。