■３連勝の長崎が３位浮上！
４月２１、２２、２３日に行なわれたＪ２リーグ第１１節では、上位陣が勝利を逃している。首位のＦＣ町田ゼルビアがヴァンフォーレ甲府に０対１で敗れ、シーズン２敗目を喫した。２位の大分トリニータは水戸ホーリーホックに苦杯をなめ、前節の町田戦に続く黒星を喫している。
さらに、３位の東京ヴェルディがモンテディオ山形に競り負けた。東京Ｖも２連敗である。
上位３チームが足踏みをした一方で、５位のＶ・ファーレン長崎は４位のブラウブリッツ秋田を４対２で退けた。長崎は今シーズン２度目の３連勝で勝点を２０とし、首位の町田に３差の３位まで浮上している。長崎がトップ３に入るのは、２１年シーズン以来だ。
Ｊ３から昇格してきた藤枝ＭＹＦＣも、９節から３連勝を飾っている。ベガルタ仙台をホームに迎えた今節は、後半アディショナルタイムの劇的弾で３対２の勝利をつかんだ。通算成績は６勝１分４敗で、６位に食い込んでいる。
ここまで２１得点はＪ２全２２チーム最多だ。ストライカーの渡邉りょうは１１試合出場で９ゴールを記録しており、Ｊ２得点ランキングの首位を快走している。仙台戦で決勝弾を叩き込んだＦＷ矢村健も、すべて途中出場で３ゴールを記録している。チャレンジャーとしての姿勢を鮮明に打ち出し、アグレッシブなサッカーを展開する藤枝が、Ｊ２の序盤戦を盛り上げている。
