J2で「9位と18位」スタートダッシュ失敗「清水エスパルスとジュビロ磐田で起こっていること」(2)杉本健勇が電撃移籍のジュビロ、「逆襲のカギ」は遠藤保仁・針谷岳晃のダブルボランチと「伸びしろ無限大」の17歳FW後藤啓介【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
「ジュビロ磐田の未来」17歳FW・後藤啓介  写真:西村尚己/アフロスポーツ
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■5戦1勝の磐田はFW杉本が電撃移籍

 先週末のJ2第6節が未消化だったジュビロ磐田も、3月29日に栃木SCとのホームゲームを迎えた。磐田と清水エスパルスルヴァンカップに出場しており、その関係で6節をこのタイミングで戦うことになった。

 前日本代表コーチの横内昭展監督が指揮する磐田は、5節を終えて1勝2分2敗の15位に沈んでいた。5試合すべてが1点差ゲームで、試合内容が著しく悪いわけではない。勝ちパターンに持ち込めないのだ。

 たとえば、4節の大宮アルディージャ戦は終始押し込みながら、後半アディショナルタイムに退場者を出し、その直後の失点で0対1の敗戦を喫した。続く5節の清水戦は、2度のリードを守り切れずに2対2で引き分けた。

 5節の清水戦直後には、主力FWを失った。開幕から4節連続でスタメン出場していた元日本代表の杉本健勇が、J1の横浜F・マリノスへ期限付き移籍したのだ。4-2-3-1の1トップを任されていた彼の離脱は、チームの先行きに影を落としただろう。

 J2の他チームにはない過密日程にも直面している。ルヴァンカップのグループステージに出場しているため、3月26日から4月22日までに9試合が組まれているのだ。

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