■本田はオフサイドディレイに疑問の姿勢
「ギュンドアン、ウザイなあ」(ドイツ戦、前半23分)
日本代表は前半、ドイツ代表を前にどんどん劣勢に。押し込められ、伊東純也と久保建英が最終ラインまで下がり、4バックのはずが6バックになっていると本田は指摘。その状況で、上手くボールを回す相手選手にかけられたのが上記の言葉だった。これは、ドイツの中盤を仕切るイルカイ・ギュンドアンが、どこでボールを受ければ日本が嫌がるかを分かっている、という意味のものだった。
本田の解説ではたびたび「ウザイ」という言葉が出てくる。スペイン戦ではセルヒオ・ブスケツに「ウザイ」認定があった。相手選手に対する誉め言葉を意味しているのだろうか。
「いります? 副審」(ドイツ戦、前半48分)
ドイツ戦の前半終了間際の48分、ドイツFWのカイ・ハフェルツが左からのクロスを流し込むというシーンがあったのだが、本田はゴールの瞬間から、「オフサイやろ、オフサイ、オフサイ」と連呼した。
その後オフサイドとなったのだが、そこで本田が語っていたのは、「副審の人が、“オフサイドじゃねえよ”みたいな雰囲気を出しているんですよ。それが一番ビックリしてます」ということ。それに対し、実況を務めたテレビ朝日の寺川俊平アナが、“オフサイドに関しては、副審はアバウトなところを全部見逃してすべてVARに任せるという方向性がある”ということを語ると、上記のワードが飛び出したのだった。
本田は、しばしば見られるオフサイドディレイについてかなり疑問を持っている様子。スペイン戦の前半24分にも相手の攻撃中にオフサイドディレイがあり、本田はかなり苛立った様子で、「遅いねん! オフサイ」「俺がラインズマンやろか」と怒りの口調で語っていた。